動意
相場に上昇の気配が見えた場合に使われます。また長い間動きがないことを「動意薄」と言います。
しっかり
株価が高い状態のことをしっかり(確り)と言います。少し上昇している状態のことを「小じっかり」と言います。
締まる
小幅に動いていた相場が高くなること。少し高くなる場合は「小締まる」と言います。
上放れ
株価が飛ぶように高くなること。予期しなかった好材料の発表などがあったときに起き、逆に株価が急落することを「下放れた」と言います。
強含み
相場が少し高く、なおかつ今後も上がりそうな状態。逆に少し低く、下がりそうな状態を「弱含み」と言います。
上値
現在の株価よりも高い値段のこと。株価700円だとすると、701円以上を言います。値上がりを続けることを「上値を追う」と言い、値上がりしそうな場合には「まだ上値がある」と言います。
つれ高
ある銘柄に好材料が出て株価が上昇したときに、同業種の銘柄まで上昇することを「つれ高」あるいは「追随高」といいます。
この逆のケースを「つれ安」「追随安」と呼びます。
棒上げ
株価が一本調子で上がること。急激に大幅高になる時も使います。
反対に下がる場合を「棒下げ」といいます。
抜く
特定の値を上回ったときに使います。
これまで500円だった株が501円になったとき「高値を抜いた」というように使います。
またそれまで900円台だった株が1000円代なり、さらに上昇した場合に「1000円の大台を抜いた」と言います。
反発
下がり続けてきた相場が反転して上昇することで、値上がり幅が大きいことを「急反発」と言います。
反騰
下がっていた相場が突然大幅に上昇すること。
「反発」よりも値上がり幅が大きい場合や持続性があるときに使われます。
中間反騰
下げ相場の過程で一時的に戻すこと。相場が本格的に復調した状態を「本格反騰」と言います。
独歩高・独歩安
相場全体の動きから離れて、ある銘柄だけが高くなることを「独歩高」といいます。反対は「独歩安」といいます。
ほとんどの銘柄が上がることを「全面高」、反対を「全面安」と呼んでいます。
また、大した材料もないのに上がることを「突飛高」反対を「突飛安」と言います。
後になって材料がはっきりすることが多いようです。
大天井
相場を眺めてみると、上げ相場は小幅な上下動を繰る返しいくつかの山があります。その山の頂点を「天井」、最高値を「大天井」と呼びます。
青天井
相場がどこまでも上がりそうな状態を「青天井」と言います。
天井がなく青空が見えている状態からこの言葉がありますが、どこまでも値上がりを続けることなどあり得ません。
むしろ急落することがあるので注意が必要です。
頭打ち
上昇していた相場の伸びが鈍くなり、伸び悩んでいる状態をいいます。
上昇途上でもみあいに入った場合の頭打ちか、相場が大天井に達したための頭打ちかを判断するのは非常に困難です。
新高値
株価が最高の値段をつけることを言います。
上場した時以来の高値を「上場来の高値」、その年の高値を「年初来の高値」、昨年以降の高値を「昨年来の高値」、「証券取引所開設依頼の高値」など数種類あります。
もっとも安い値段をつけることは「新安値」と言います。
3月末までは昨年来、4月からは年初来の新高値・新安値銘柄を東証で毎日発表しています。
高値引け
その日の最高値で引けることです。翌日の相場に対する期待感が強まります。
甘い/ぼける/ぼんやり/だれる
株価が下がっている状態を表す言葉はいくつかあります。
株価も多少なりとも安い状態を「甘い」、上げ相場が一服して多少安くなった状態は「ぼける」と言われます。
相場に活気がない状態で株価が下がることは「ぼんやり」と表現されます。
同じく相場に活気がなく、少し安くなることを「だれる」と呼んでいます。
押し目
上昇傾向にある相場が一時的に下がることをいい、その下げ幅が大きい場合を「深押し」と言います。
これを狙って買うことを「押し目買い」(Buy on reaction)といいます。「株価が上がり坂のときの悪材料は買い」という投資格言もあります。
また押し目を待つことを「押し目待ち」(wait for reaction)と言います。
しかし見極めは非常に難しく、押し目らしい押し目もないまま上がり続けることも多いです。
暴落
株価が一気に大幅に下がること。特に強烈な場合を「ガラ」(瓦落)、「大暴落」と言います。
・スタリ-ン暴落
スターリン首相重篤のニュースを受け、朝鮮戦争終結を予測して軍需株など中心に暴落。
・ケネディ・ショック
1963年7月19日、ケネディ大統領が発表した国際収支教書の内容を受け、東証が開所来の下げ幅を記録。
・ニクソン・ショック
1971年8月16日、ニクソン大統領がドル防衛措置発表をきっかけに暴落。「ドル・ショック」とも言われる。
・ポンド・ショック
1972年6月24日、ポンドの変動相場制移行などに関連して外国為替市場を閉鎖したため相場も混乱した。
・ブラック・マンデー
1987年10月20日、ニューヨーク株式市場大暴落が世界中に波及し、日経平均株価は戦後最大の下落率を記録。貿易赤字と財政赤字のアメリカに対する不信感が原因。
反落
上がっていた相場が一転して値下がりすること。
下げ幅が大きいと「急反落」と言います。
突っ込み警戒
株価が急落しているとき、反動を警戒して売りが控えられること。
下値
「上値」の逆。時価が700円であれば、699円以下が下値になります。
反省安
相場があまりにも急騰し、反省気分から出る売りが相場を下げることをいいます。
安寄り
前日、または前場の終値に比べて安い値段がつくことを言います。
安値引け
最終価格(終値)が、最も安い状態。翌日安寄りで始まるという警戒感が広がります。
安値覚え
安かったときの株価が忘れられず、「また下がるかも」と思ってしまうこと。
利益薄でも手放してしまうことが多く、取引の難しさを表しています。
大底
上昇、下降を繰り返す相場の循環のなかで、安い部分を「底」、最安値を「大底」と呼びます。
底入れ
相場が下がって底をつき、大底に達した状態。上向きになり始めることを「大底を入れた」と言います。
底固い
下降気味の相場がなかなか下がらず、下げ足が止まった状態をいいます。
底値たんれん
安値圏で売買が行われること。売り物が出つくすので、値上がりへと向かうことが多いです。
下支え
大手業者が市場人気の低迷を避けるためと、株価が下がりすぎないように買いを入れること。
アヤ
相場の小さな変動のこと。
上昇時に一時的に少しだけ下がることを「アヤ押し」(technical reaction)と言い、下落時に一時的に高くなることを「アヤ戻し」(technical rebound)と言います。
どちらも一過性のものです。
一服
相場の動きが一時的に止まること。上昇局面にあるときは「上げ一服」、下落局面にあるときは「下げ一服」、買いが少なくなることを「買い一服」といいます。
仕掛け難
見るべき材料もなく売り買いしづらい状態。「手掛かり難」とも言われます。
動かない方が得策だと考えられています。
材料難
相場を動かす材料が乏しく、相場が動きにくい状態にあること。材料を待っている状態を「材料待ち」と言います。
材料出尽くし
材料が株価に織り込みずみで、公表されても株価が無反応であったり、材料とは逆の方向に動いたりすること。「好材料(悪材料)出尽くし」と言います。
模様眺め
相場の情勢がはっきりせず、相場を見守る雰囲気が強くなって売買が行われない状態。
手控え
売買の材料が乏しいため、投資家が売買を見送り様子見に徹していること。買い方のみが見送っていることを「買い手控え」、逆を「売り手控え」と言います。
手詰まり
上げ基調にあったため買ったものの、新しい材料もないため、次に買うべき株がなくなった状態。
軟調・堅調
買い物が乏しく、相場がやや安い状態「軟調」(weakness)、反対語は「堅調」(steady)です。
戻す
値下がりした株価が再び値上がりし、元の株価に近づいてくること。 小幅に回復したときは「小戻す」と言います。
戻り足
下落を続けていた相場が反発して上昇すること。単に「戻り」とも言います。
「戻り足が速い(遅い」というように使われます。
出直り
下がった相場が再び上げてくること。底を打った株価が転じて上昇傾向のとき「出直って来た」というように使います。
もちあい
相場が動かない、または動いても小幅に上下げする程度の状態をいいます。
この状態が長く続いた後に動き出すことを「もちあい放れ」と言い、少し高くなることを「強もちあい」、少し安くなることを「弱もちあい」と言います。
月曜ぼけ
月曜日は相場に活気がなく、動きが鈍いので「月曜ぼけ」と呼びます。
半値押し
上がった株価が、その上げ幅の半分まで下がってくること。
例えば、600円の株が700円になり、650円まで株価が戻ってくる状態。
半値戻し
下がった株価が、下げ幅の半分まで上がってくることです。
例えば、600円の株が500円になり、550円まで株価が戻ってくる状態。半分のほかに3分の1、3分の2などと色々な節目があります。
出合い
同じ株数で売買が成立すること。「出会いがつく」「出合い難」というように使います。
もみあい
小幅に上下げを繰り返して値動きがはっきりしないこと。
アク抜け
悪材料が出尽くして、下降相場が安定することです。
ジリ高・ジリ貧
相場が徐々に高くなっていくことを「ジリ高」、逆を「ジリ貧」といいます。
物色買い
業績の良し悪しを検討し銘柄を選んで買うこと。物色買いが一部の銘柄に限られていることを「部分物色」と言います。
選別買い
好業績、好材料のある銘柄などを選別して買うこと。「選別投資」とも言います。
相場が活況を呈しているときに、無作為に株を買いあさることを「無差別買い」と言います。
理想買い/現実買い
「理想買い」は将来への期待感から株を買うこと。
「現実買い」は経営情勢や業績をしっかり見極めてから買うこと。
連想買い/連想売り
ある銘柄に好材料が出て買われた場合に、その連想から買いが広がることを「連想買い」と呼び、逆に悪材料を連想し売りが広がることを「連想売り」と呼びます。
買い場
買いを出すにあたっての好機。底入れや底入れが近いと思われるとき。あるいは、相場が急落したときなどが絶好の買いのタイミングとされていますが、逃すことが多いです。
買い安心/売り安心
上げ相場が続き、買っても安心していられるという状況を「買い安心」と言います。
逆に、下げ相場が続き反発しそうもなく売っても安心と言う状況を「売り安心」と言います。
ちょうちん買い/ちょうちん売り
有力投資家の売買を真似して同じ銘柄を売買すること。
「ちょうちんをつける」という使い方をし、買い方を真似るのが「ちょうちん買い」、売り方を真似るのが「ちょうちん売り」です。
ナンピン
値下がりした株をあえて買い、買値の平均単価を下げるという投資方法があります。
これを「ナンピン買い」と言い、値下がりする都度買い増すことを「買い下がり」(ナンピン買い下がり)と言います。
一方、信用取引の売りにおいて予想以上の値上がりをし、売り増すことで平均単価を上げることを「ナンピン売り」、値上がりにつれて信用売りすることを「ナンピン売り上がり」といいます。
買い気配/売り気配
買い注文が多く売り物がないときに値がつかない状況のことを「買い気配」と言います。
期待される企業が上場した際や好材料が出たときにこの現象が起こります。
この逆は「売り気配」「ヤリ気配」と言います。
需要と供給がどちらかに偏った場合に起こります。
戻り高値
下落していた株価が反発してからつけた最高値のこと。
例えば、1000円の株が900円になり、再び上がり980円になった場合、そこが「戻り値」と言います。さらに上がり1000円を超えれば「新高値」をつけたことになります。
そこからさらに高値を取るか、下落に転じるか、株価を予想する重要なポイントです。
埋める
配当落ちの際に、落ちた分だけ株価を戻したり、配当落ちにもかかわらず株価に変化がないときなどに「配当落ち分を埋めた」というように使います。
売り場
株を売るのに適したタイミングをいいます。相場が天井圏にきて、高値警戒感が出てきたときや、急騰したときなどが「売り場」とされています。
さらに上がるかもという期待感が先に立ってしまい、タイミングをつかむのは「買い場」より難しいと言えます。
売り逃げ
下落の前にうまく売ってしまうこと。
「売り抜け」とも言います。
底値で買って高値で売るのが株の醍醐味ですが、タイミングをつかむのは難しいです。
吹き値売り
株価が急騰したときに売ることを「吹き値売り」と言います。
吹き値のときに売ってしまった方が損をするよりもいいという意味合いが含まれています。
やれやれの売り
株価が値下がりし仕方なく保有していた株が、戻し始め、損が小さくなりやっと売ることができた状態。
売りあき
売り物が多いと相場は下げ歩調となりますが、売り物が少なくなると下げが鈍くなり、やがて下げが止まります。このような状態を「売りあき」といいます。
ろうばい売り
相場が急に下がったので、あわてて投げ売りすることをいい、相場が天井に近づき警戒感が出始めたときに起こりやすいといわれています。
相場が下げすぎた形になるので、一段落した後は反発するものです。
いや気売り
相場の先行きに対して悲観的になり、嫌気を感じて売ることを「嫌気売り」と言います。
悪材料が出たときに使うこともあります。
戻り売り
下げ相場が少し戻ったところで出てくる売りのことをいいます。やれやれの売りや戻り待ちの売り物が出ます。「押し目買い」の逆と考えることができます。
利食い
買った株が値上がりしたときに売って利益を稼ぐこと。例えば800円の株を買い、850円に上がったときに売れば50円の利益です。この差益を「値ザヤ」といい、この値ザヤを稼ぐのが「利食い売り」です。
利食いのできる株を評価する言葉として「利が乗っている」と表現したりします。
理が乗っているときが売り時であるとする「利食い千人力」という投資格言もあります。
値ごろ
株式を売買するのに適切な値段。
はっきりとした尺度があるわけでなく、過去の値動きや相場の状況から適切な値段を判断することを「値ごろ感」と言います。
「値ごろ感から売る」というように使います。
値つき
商いが成立して値段がつくこと。相場に動きがあるときは、多くの取引が成立して値段がつきます。
このような状態を「値つきが良い」と言い、相場の動きが弱く売買が成立しないときは「値つきが悪い」と表現します。
上場銘柄で何銘柄に値段がついたかを示す数字を「値つき率」と言います。
日計り商い
1日のうちに同一銘柄を売り買いして値ザヤを稼ごうとする商い。
これまでは業者中心でしたが、インターネットの普及により個人投資家も増えています。
強気/弱気
株価が高くなると予測するのが「強気」、逆が「弱気」です。常に強気(弱気)を保つ者を「万年強気(弱気)」と言います。
目先
1か月くらい先の将来のこと。このような短い相場の見通しのことを「目先観」と言います。
あまり目先にこだわりすぎず、中・長期的な展望を持つことが大切です。短期間の売買で値ザヤ稼ぎをする業者のことを「目先筋」と呼びます。
先見性
株価が景気の先行きなど、将来の材料をすでに織り込んでいること。
景気が回復前に上げ基調となったり、景気が良いときに景気の悪化を予想して下げ始める場合があります。
曲がる
相場の予想が外れること。
地合い
相場の状況のこと。「場味」と同じ意味に用いられます。市場に活気があることを「地合が良い」、逆を「地合が悪い」と言います。
気迷い
相場の見通しがつかず、売るのか買うのか迷ってしまうような状態。
強気か弱気か判断がつかない人気のことを「気迷い人気」と言います。
仮に明確な材料があっても相場に対する影響が読みにくい状況で気迷いが生じます。
いってこい
相場が上がった後、もしくは下がった後、元の水準に戻ること。1日の値動きを表す場合がほとんです。
様変わり
上げ相場から急に下げ相場に転じる(またはその逆)など、相場が急変すること。